海洋商事株式会社 MARINE TRADING CO., LTD.

COLUMN

防草シートの選び方

防草シートは、どれも同じように見えて、重さ・素材・色によって向いている場所や、もちの良さが大きく変わります。
このページでは、海洋商事で取り扱っている防草シートを例に、選ぶときに見てほしいポイントをまとめました。

防草シートを敷く前と敷いた後の比較
敷く前(上)と敷いた後(下)。光をさえぎって、雑草が育たないようにします。

1. 選ぶときに見る3つのポイント

重さ(平米重量)
1㎡あたりの重さです。重いほど生地が厚く、長持ちしやすくなります。
素材
PET(ポリエステル)の不織布か、PP(ポリプロピレン)の織物か。強い雑草への強さや、扱いやすさが変わります。
色
緑・黒・白。見た目だけでなく、光を反射するかどうかが変わります。

2. 重さで選ぶ

当社の防草シートを、重さの順に並べるとこうなります。耐久年数は各商品ページに載せている目安です。

平米重量素材耐久年数の目安向いている場所
100g/㎡PP織物3〜5年畑・家庭菜園・ハウスの通路
230g/㎡PP織物10年以上住宅のまわり・農地・太陽光発電所
300g/㎡PET不織布10年以上庭・事務所の敷地・農地・太陽光発電所
350g/㎡PET不織布10〜15年以上しつこい雑草が生える場所
500g/㎡PET+PPの2層10年以上イネ科など強い雑草が生える場所
600g/㎡PET不織布20年長い期間、張り替えずに使いたい場所
平米重量ごとの耐久年数の目安(棒グラフ)05101520年100g/㎡(PP織物):3〜5年100g/㎡PP織物3〜5年230g/㎡(PP織物):10年以上230g/㎡PP織物10年以上300g/㎡(PET不織布):10年以上300g/㎡PET不織布10年以上350g/㎡(PET不織布):10〜15年以上350g/㎡PET不織布10〜15年以上500g/㎡(PET+PP):10年以上500g/㎡PET+PP10年以上600g/㎡(PET不織布):20年600g/㎡PET不織布20年
平米重量ごとの耐久年数の目安。うすい色の部分は幅のある目安(例:3〜5年)、矢印は「以上」を表します。

同じPP製でも、よく売られている100g/㎡程度のシートと、細かく織った230g/㎡のシートでは密度がまったく違い、もちの良さも変わります。

100g/㎡と230g/㎡のPPシートの生地の比較
左が100g/㎡、右が230g/㎡のPPシート。織り目の細かさがちがいます。

※ 耐久年数は、日当たりや使い方、施工の状態によって変わります。シートの上に砂利や砕石を敷くと、日光が直接当たらないので、さらに長持ちします。

3. 素材で選ぶ(PET不織布とPP織物)

PET不織布

繊維を重ねた、フェルトのような厚手の生地です。

  • 目がつまっているので、チガヤ・ヨシ・スギナのような突き抜ける力の強い雑草にも対応できる
  • 雨水や空気をよく通し、水はけが長く続く
  • ハサミで切って、形に合わせられる
  • 当社の商品は、回収したペットボトルから作った再生PET繊維を使用

PP織物

細い糸を織って作った生地です。

  • 軽くて、持ち運びや施工が楽
  • UV耐候剤が入っていて、紫外線に強い
  • 細かく織った230g/㎡なら、耐久年数10年以上
  • ハサミで切って、形に合わせられる

目安:強い雑草が生える場所や、長く使いたい場所はPET不織布。軽さや扱いやすさを重視する畑などはPP織物、と考えると選びやすくなります。

チガヤ・ヨシ・スギナ
チガヤ・ヨシ・スギナのような突き抜ける力の強い雑草には、目のつまった厚手のPET不織布が向いています。

4. 色で選ぶ(緑・黒・白)

緑光をさえぎる黒光をはね返す白(反射タイプ)
  • 緑:当社のPET不織布タイプの多くは緑色です。
  • 黒:光をさえぎる力が強い色です。230g/㎡の黒いPPシートは遮光率99.5%です。
  • 白(反射タイプ):日光をはね返します。光反射率は81.96%(230g/㎡)。地面からの照り返しを生かせるので、両面発電の太陽光パネルの下や、トマト・野菜の栽培に向いています。表が白・裏が黒の2層タイプは、白い面で反射しながら黒い面で地面への光をさえぎり、土の温度が上がりすぎるのも抑えます。
反射防草シートのしくみ
白い反射シートは、地面からの照り返しを両面発電パネルの裏面に届けます。

5. 場所別のおすすめ

こんな場所・目的におすすめのシート
住宅のまわり・庭・事務所の敷地防草シート 300g/㎡(幅1m)
すぐに始めたい(ピンも一緒に)防草シート Uピン付き(1m×10m・ピン20本)
広い場所を手早く防草シート 300g/㎡(幅2m×50m)
チガヤ・スギナなど、しつこい雑草防草シート 350g/㎡
イネ科など、特に強い雑草裏張り付き防草シート(350g+150g)
長い期間、張り替えたくない防草シート 600g/㎡(耐久年数20年)
両面発電の太陽光パネルの下反射防草シート 230g/㎡(白)・裏張り付き反射防草シート(白/黒)
畑・家庭菜園畑用 防草シート 100g/㎡
場所に合わせたサイズで防草シート サイズオーダー

6. 長持ちさせるコツ

防草シートの断面図:上から砂利、防草シート、地面。日光はさえぎり、雨水は通し、固定ピンで留める日光はさえぎる雨水は通す砂利・砕石防草シート固定ピン地面
敷いたあとの断面のイメージ。上に砂利を敷くとシートに日光が当たらず、さらに長持ちします。
  1. 敷く前に、草と石を取って地面をならすでこぼこがあると、すき間から草が出やすくなります。
  2. つなぎ目は重ねて敷くシートとシートの間にすき間ができないようにすると、光や風が入りにくくなります。
  3. 固定ピンは、端と重ね目を中心に打つ1m×10mのシートなら30〜50本が目安です。斜面や風の強い場所は多めに打ってください。
  4. 上に砂利や砕石を敷く日光が直接当たらなくなるので、シートがさらに長持ちします。
固定ピンの打ち方と本数の目安
固定ピンの打ち方と本数の目安
広い面積に敷いた施工例
広い面積に敷いた施工例